プライベートバンクという未知なる存在が気になりますが、ほとんど情報がありません。日本には金融資産1億円以上の富裕層が50人に一人いるらしいですが、そういった人はプライベートバンクに興味を持たないんでしょうか。
プライベートバンクとつながりができるきっかけ
- 金融機関の預かり資産が一定金額を超えた
- M&Aなど、ニュースや新聞などに掲載された
- プライベートバンクの既存顧客からの紹介
- 士業からの紹介
- 自ら名乗り出る
だそうです。情報収集してみたくても、僕の実力ではプライベートバンクから連絡が来るはずもないし、紹介してくれそうな人も見当たらないので、自分から電話をかけて名乗り出てみることにしました。
ウェブサイトで電話番号を調べてみると、「口座開設を希望する方へ」というページに電話番号が丁寧に書いてあるパターンと、会社概要ページに銀行の代表番号しか書いていないパターンがありました。代表番号にかけるのはちょっと勇気がいる…どちらにしても敷居が高すぎて、震えながら電話してました。
- 「口座開設」用電話番号がある(フリーダイヤル!)・・・UBS、クレディスイス
- 会社概要ページに代表番号が書いてあるだけ・・・三菱UFJモルガンスタンレーPB、ロンバーオディエ
プライベートバンクに電話してみる!
びびりながら電話すると、まず100%アシスタントの女性が出て丁寧に応対してくれます。用件を伝えると、いくつか質問されます。まず聞かれたのが、「フルネーム、住所」「足切り金額を満たしているかどうか」「日本在住か」でした。日本在住かどうかって関係あるんでしょうか。富裕層あるあるの海外移住とか?
ちなみに足切り金額はウェブサイトに親切にも明記してあります。
- UBS 2億円
- クレディスイス (数年以内には…)5億円
- 三菱モルスタPB はじめに5000万円、その後1億円
- ロンバーオディエ 1億円
第一段階をクリアすると、外資系プライベートバンクは次に「どうやってその資金を作ったのか」を確認します。グレーな資金だと困るからでしょう。会社売却と伝えると、さらにつっこんで「どのような業種か?」と聞いてきます。職業に貴賎なしなんてきれいごとは通用しなさそうです。まあヤクザとか風俗で、マネロンの隠れみのにされるとまずいですもんね。
面白かったのがUBSで、「アメリカ国籍所有者ではないか」という質問です。以前、アメリカから多額の賠償金を支払わされたUBSだからこその質問だと思いました。アメリカ人の口座なんて作ってやるもんか!て感じですかね。
面談のアポを取ってみる!
UBSとクレディスイスは、これらの質問が一通り終わったらいったん電話を切ります。プライベートバンク側で何か調査してるんでしょうか。よくわかりません。後ほど、アシスタントか顧客担当から電話があり、面談の日程を調整します。ロンバーオディエは、途中で電話をアシスタントから顧客担当につないでくれて、担当から上記の質問を受けています。そのまま電話を切らずに面談の日程調整まで進むことができました。
三菱モルスタPBは、最初の質問が終わった段階でいったん電話を切って、後ほど顧客担当から直接電話をもらいました。そこでいろいろ質問することができましたが、見ず知らず同士が電話しているので、どうしても突っ込んだことは答えにくそうです。幸い、代表番号じゃない電話番号を聞くことができたので、必要なら面談をお願いしたいと思います。