トレッキング

初登山!棒ノ折山に登ってきました

今年の目標、それは山登りを趣味にすること。車つながりの友人が登山が趣味ということで、今回初心者向けの山として棒ノ折山(棒ノ嶺)に登ってきました。念願の初登山です。

途中ガソリンスタンドがあるだろうと、片道30㎞の道のりをガソリン残量30㎞で出発しましたが、そのまま集合場所のさわらびの湯に到着してしまいました。この時ガソリン残量1㎞・・・最も近いスタンドまで17㎞とどうやって帰ればいいのか途方にくれましたが、山を下りてから考えようと気持ちを切り替えます。

 

 

アスファルトの道を上り、石を積んだ原始的なダムを越えて入山。すでに疲れています。最初はハイキングコースのような道が続きますが、急に現れる沢歩き。濡れた岩は滑るので注意しながら歩いていきます。小さな滝を横目に眺めて鎖場を登ってと、変化にあふれる面白い登山道ですが、そんな感想を口に出せないくらいしんどいです。僕を含めたリーダー以外の3名の誰もがハイキングコースだと思っていたので、登山の厳しい現実についていけません。

途中限りなく休憩をはさみ、後ろから来た平均60代の年配グループに抜かれながら、とにかく登っていきます。引き返そうにもここまで来たら降りるのも一苦労です。道と言っても一人で来たら迷いそうなくらいわかりづらいです。途中で左の膝が痛くなりました。むかしジムで痛めたところがくせになってしまったようです。残り70m!と言われて少し気合入りましたが、ビルだと25階上がるだけ、と言われてかなり萎えました。25階も歩いて登らないでしょ普通。

最後、心臓破りの坂を黙々と淡々と登り、ようやく頂上にたどり着きました。吹き抜ける風がとても気持ちいいです。残念ながらガスっていて見通しはまあまあでしたが、何よりもこのきつい山道を登ってきたという達成感があります。リーダーに言わせると山ガールが多い山は初心者向けだと。これで初心者向けかよ…少し登山を甘く見すぎていたようです。リーダーが淹れてくれたコーヒーがとてもおいしかったです。

 

下りは別の道から帰ります。木の根っこだらけのところをずっと下っていきます。普段スクワットなんてやってないので、太ももの筋肉がプルプルして足が震えます。疲れて足が上がらないので木の根っこに足を取られます。後ろを振り返るとものすごい斜面です。こんなところ下りてきたのか…道にメリハリもないし、こっちが往路だったら挫折してたと思います。僕は登りより下りがしんどかったですが、他のメンバーは下りはすいすい歩いていました。

今回の教訓は、山登りとハイキングでは言葉の意味が全く違うということ、ガソリンはしっかり入れてから目的地に向かうということ、登山靴はとても重要で、ハイカットの恩恵を今回ものすごく感じたこと、翌日は筋肉痛と疲れでろくに動けなかったこと、です。次はもう少し楽なところに登りたい…