写真はバチカンのアテナイの学堂(ミケランジェロ)
父親が蔵前のシニアマンションの生活に落ち着いたので、もともと住んでいた埼玉のマンションを売却した。仲介のほうが売った時の価格は高そうだったが、そこから仲介手数料抜かれたり、部屋を片付ける費用払ったりしたら、直接不動産屋に売却しても手残りの金額は変わらなさそうだった。何より、仲介だと売れるまで時間がかかり、買主からの値下げ交渉とか、設備が壊れただとか、そういうのに対応するのが面倒。直接売却なら、残置物もそのままでいいし、現状優先なので、あとから何も言われることがないのが手離れ良くて気が楽だ。
早期売却したのは、シニアマンションの賃料が思ったよりも高いうえに、日々の生活費と飲み代もかさんで、父親の老後の生活費に充当したかったため。ただ、母の相続で半分は自分名義だったので、売却価格の半分は自分の懐に入った。
父が、弟にお金を渡してやりたいと言っていたので、それなら駐車場を生前贈与すればよいと伝えた。現在、駐車場は月極の賃貸に回していて、そこから定期収入があるので、弟の生活費の足しになるだろう。最悪売却すればいい。駐車場管理の窓口が自分だったので、その面倒ごとを任せられるのが本当に良かった。謎の家との境界線もなんとかしてくれるでしょう。
田舎だが300坪あるので、売却したら5000万円くらいにはなると考えていたが、相場調べてみたら、9000万円くらいになりそう。ちょっともったいなかったかなと思ってしまうのが、我ながら卑しい根性で嫌になった。とにかく、これで弟も左うちわで生活できるだろうし、こちらに対して何か言ってくることはないだろう。家族はバラバラになったが、お金と生活の面では、それぞれが不自由なく暮らせるめどが立ったので良かった。いい年した男兄弟が仲良い必要性なんてないと思ってる。
父親から弟に駐車場の生前贈与のことを伝えたら、相続税が払えないからいらないと言ったらしい。調べてみたら、相続時精算課税制度を使っても2500万円以上は20%の税金がかかる。キャッシュがないわけじゃないのに、土地の収益性を考えずにいらないって言うな~!
弟から父に対して、リフォーム代金の無心があったようなので、土地で渡すのではなく、駐車場をこちらで売却して現金で渡すことにした。それなら税金も払えるでしょう。自分で資産管理もできないバカな身内を持つと苦労する。
結果として、今年の父親の確定申告も、謎な家との境界線の問題もこちらで対処することに。無職ニートだから暇つぶしになっていいけどさ!