養蜂プロジェクトに参加して3年が経ちました。3年でプログラム卒業で、最後に新入生を前にスピーチをすることになり、原稿を作ってみました。
3年間の養蜂プロジェクトで学んだこと、得たもの
1)養蜂技術、養蜂の経験・・・養蜂ってかなりマニアックでなかなか経験できないこと。1年目最初の半年は、みんなと同じように週1回の内検の手伝いだけだった。やってみたら楽しくて物足りなくなり、1年目の秋から追加で、自分で養蜂やる人向けのプログラムに参加した。2年目には自分で巣箱を持ち、3年目には8群管理するまでになり、春秋で30kg近くはちみつを収穫できた。
2)プロジェクトの大切さ、人とのつながり プロジェクトには、養蜂の基礎知識から巣箱を置く農地の手続き、はちみつを販売するルートづくりまで、色々助けてもらった。プロジェクトで一緒になったメンバーや農地で一緒に養蜂やってる仲間、その他、養蜂つながりの友だちがたくさんできた。
3)自然環境や食べ物に対する意識の変化 養蜂って農業に近いところがあって、環境の変化に大きく左右される。気温の変化、花の咲く時期、そういったものに敏感になった。自分ではちみつを作るようになって、農薬の重要性を知ると同時に、農薬が無秩序に使われる危険性があることもわかった。自然環境や食料っていうのはみんなが大切に守らないと崩れてしまう、もろいものなんじゃないかと思うようになった。
プロジェクトを始める前は、自分で巣箱を持つことなんて全く考えていなかった。アンケートにも、プロジェクトに参加するだけ、っていうところに〇をつけた記憶がある。養蜂は、自然にやさしく、人にやさしく、誰も傷つけることのない素晴らしい趣味。やればやるだけ終わりの見えない、奥が深い趣味でもある。