趣味その他

絵を購入する。デカルコマニーを描く

生まれてはじめて絵を購入した。島谷晃「みどりの瞳」という40㎝角くらいのリトグラフ。もともとは、2007年に澁澤龍彦「幻想美術館」を美術館に見に行き、その場で見た島谷晃作品に感銘を受けた。先日この展示会のカタログを眺めていて、ふと作家名で検索したところ、ヤフオクで10000円で出品されているのを発見し、直感で入札。手元に届いて本物の重厚感に圧倒された。

人間がフクロウになり、フクロウの羽にはびっしりと女性の顔が描かれているし、見る人によっては気持ちの悪い絵だろう。だからこその格安プライスだと思うけど、幻想的で細密画並みの繊細さと狂気となにより美しさ。

 

だいぶ前にIKEAで絵の具と画用紙を買ったはいいけど、視界に入るだけで使う気にもならなかった。「幻想美術館」カタログをめくっていたら、野中ユリ「デカルコマニー」、この作品の鮮やかなブルーとイエローに惹かれた。

三歳児でもできるというデカルコマニー技法、絵の具のチューブを画用紙にひねり出し、もう一枚の画用紙で押さえつけて転写するだけ。とはいえ、アブストラクトな形にきれいな発色、自分が描くことができて、求めていた完成形にも近く、心が微振動して長く続いた。