もう使うこともないだろう、家にあったビジネス書を全てブックオフに売りました。実務書中心にこれと同量くらい会社にありましたが、そっちは机を引き払う時に会社の資源リサイクルボックスにすべて捨ててきました。
自己啓発系は王道と呼ばれる、デール・カーネギーや中村天風を愛読していて、本だけでなくCDも買って、出勤時に車で良く聞いていました。辛いとき彼らにだいぶ救われました。「人を動かす」より「道は開ける」派です。
もっとも自分に影響を与えた著者・書籍は一倉定の社長学で、彼は自分の父親世代に活躍したコンサルタントですが、中小企業の社長への強烈な叱咤激励、責任感、ワンマン経営に、もともと線の細かった自分のスタイルに軸ができました。父が社長時代に買った本が出てきて、それで一倉教にはまってしまったくちです。彼の経営計画テンプレートは必要十分でだいぶ参考にしました。
ドラッカーや「ビジョナリー・カンパニー」もだいぶ読みました。ビジョナリー・カンパニーが出たころ経営理念を作るのがブームになって、自分の会社でも経営理念を作り変えましたが、残念ながら何も変わりませんでした。経営理念を決めて、あらゆるところに掲示して、ISO9001の監査の時に毎回説明して終わり。自分がいけないんですけどね。理念作るときはだいぶ悩みましたが。
「考える技術、書く技術」は、外資系ITコンサルの研修時にロジカルシンキングに必須とか言われて買って読んだ記憶があります。MECEとかよく言われてました。あの頃は一冊2000円もするハーバードビジネスレビューもたまに買ってました。意識高い系でしたね、まったく内容わかってませんでしたが。
「戦略サファリ」はいろんな経営戦略を簡単に紹介してくれてる本なので参考になりました。M.ポーターの「競争の戦略」、今では常識となったバリューチェーンやファイブフォース、ポジショニング戦略、けっこう僕も影響受けてますね。社内会議でこのモデル使って切り分けとかやりましたが、ほぼ反応ありませんでした。
今回49冊売って、6500円になりました。一番高く売れた本はポーターの「競争の戦略」で1000円になりました。もう絶版なのかな。