昨年マイナーチェンジしたポルシェの新型マカンの見積をもらってきました。新型と旧型の違いと、僕がおすすめするグレードを書いていきたいと思います。ちなみにいま発注すると3月生産の5~6月納車予定だそうです。
新型マカンは旧型と比べてここが違う
- 前期型ではオプション扱いだったACC(アダプティブクルーズコントロール)、ブラインドスポットモニター、バックカメラ、LEDヘッドライトが標準で装備されるようになりました。
- ナビが7.1インチから10.9インチに拡大して今っぽく横長になりました。
- マイアミブルーやマンバグリーン、クレヨンといった個性的な新色が追加になりました。
- パナメーラやカイエン、911で採用されたタッチ式スイッチは見送られ、相変わらずセンターコンソールは物理ボタンだらけです。
- 最高出力やエンジン構成は、素のマカンはそのまま引き継いで変更なし。マカンSはエンジン3Lそのままで10psパワーアップ、マカンターボはなんと3.6Lから3Lへダウンサイジングしつつも40psパワーアップしました。
- 気になるお値段は、素のマカンはなんとお値段据え置き。マカンSは10万円アップ、マカンターボは100万円アップです。モデルチェンジ後は値上げするのが普通なので、素のマカンのお値打ち感が光ります。
新型マカンのおすすめグレード
こうやってみると、新型になって一番お買い得なのは素のマカン、なかでもいち推しは、「オプションを限りなく減らした素のマカン」です。2リッターエンジンなので燃費含めた維持費や税金が安いというだけでなく、実はリセールもかなり良いので、(ポルシェの中では)とてもお財布にやさしいグレードです。オプションは付けてもリセールにほとんど影響しないので、付けないですむならやめておきましょう。
試乗しましたが、252馬力でも非力感は全くなく、高速の追い越しもストレスなくこなせそうです。これ以上の爆発的な加速や、もともと腰高で不利なSUVのサスペンションをいじってみたり、あえて車高下げてみたりする必要あるのかな、そこにオプション費用払わなくてもいいんじゃない?というのが僕の考えです。
ただ、マカン一台で峠から家族サービスまで全てまかなければならないとか、ポルシェが2リッター直4エンジンなんて許せないとか、オプションはたくさんつけたいんだ!という人は「マカンGTS」もありだと思います。
マカンのリセールの話
マカンの旧モデルをカーセンサーで眺めてみると、ターボとSの値下がり幅がかなり大きくなっています。逆に素のマカンは「え?こんなに下がってないの?」と驚くくらい価格を維持しています。ポルシェのヒエラルキーの中で、ターボはラグジュアリー、GTSはスポーティという位置づけですが、マカンにはカイエンという上のモデルがあるので、ターボモデルは立ち位置が微妙です。マカンSはGTSという上位グレードがあるのでさらに影が薄くなってしまいます。これが車を売却する際にも影響しているのではないでしょうか。