トレッキング

登山での危ない経験

最近登山をしていて、危ないと思うことが増えてきました。自分が慣れて慢心しているからというより、登山ルートの難易度が高くなってきたためだと思う。もしくは経験値、歩行技術が上がってきたため、歩けるルートだと思い込んでしまうのかもしれない。

 

四阿屋山

上級者コースのつつじ新道から岩場を登るとき、斜面の左側に鎖がついていたのに、右側から登ることもできると判断した。鎖を使わずに右側から登ったら、柔らかい土だったため、足元がどんどん崩れて身体を支えられなくなってしまった。近くにあった木に体を預けて体勢を立て直して、左側に移った。

 

有間山

下山時、白岩集落を抜けてから、隣地が企業所有のため立入禁止の立て看板が目立つようになってきた。手前に登山道迂回路の看板があったため、舗装道は会社の道路かと勘違いし、かすかな踏みあとを進んだら、倒木や柔らかい土のため進むのも大変で、すぐに踏みあともなくなってしまった。なんとか元来た道を戻ったが、舗装道が正しい道だった。

 

槍ヶ岳 東鎌尾根

尾根歩きで、斜面左側から右側に巻く道があったのに気づかず、そのまま左側斜面を進んでしまった。砂状の部分が多く、足がかりになる岩も小さく、少し進んだところで間違いに気づいたが、戻るよりも稜線まで上がった方が得策と判断して、浮石でないことを祈りながら上に登った。落石した際に石が際限なく下まで落ちていくのを見て怖くて足がすくんだ。東鎌尾根は難易度が高いので、このくらいのルートはあり得ると勘違いしてしまった。

 

ソロ登山はつらいよ

四阿屋山と有間山は最悪でも骨折程度かと思うけど、槍ヶ岳はニュースレベルの事故になる可能性があった。骨折とは言え、ソロ登山の場合は助けを呼んでくれる人もおらず、そのまま遭難になってしまうリスクもある。ルートミスも二人いれば相談できるが、一人だとそのまま進んでしまいやすい。

勘違いや思い込みはありえるので、このルートは間違っている、先に進めない、と瞬時に判断し、すぐに引き返せるかどうか。取り返しのつかないところまで登らない。具体的な良い案が浮かびませんが、今後も自分なりにヒヤリハットを記録して勉強していきたいと思います。