耕作放棄地に5群、土手の脇に1群セイヨウミツバチを飼っているが、このひと月くらいの間に、耕作放棄地の2群と土手の1群が病気により全滅してしまった。というか、全滅前に蜂・蜂児ともども焼却処分した。養蜂の先生はダニ媒介の病気、僕はアメリカ腐蛆(ふそ)病ではないかと思っている。蜂群が半減してしまったので、この春の採蜜云々より全滅させないこと、巻き返して6群までもどすことを第一目標に切り替える。
1)ダニ媒介の病気の対策
ダニ退治をしなければならないので、アピバールかシュウ酸を焚く。シュウ酸噴霧でGas-Vap使用しているが、うまく焚けていない可能性もあるので、効果確実なアピバールを6週間吊り下げる。
2)腐蛆病の対策
治療薬がないので、症状が出たら巣箱ごと焼却処分。今まで使っていた養蜂器具、掃除用具は廃棄、病気が収まるまで巣箱や巣枠は使いまわさないで新品を使う。内検ひと箱ごとに器具を火炎消毒か高濃度の次亜塩素酸水で消毒。土壌汚染があるらしいので、毎回巣箱周辺の防草シートに次亜塩素酸水をまく。感染した巣箱の置き場所は使わない。
こうやって書いてみると、ずっと腐蛆病だと思い込んでいたけど、ダニ由来じゃないかという気もしてきた。もしくは写真のF群は腐蛆病だったかもしれないけど、そのあとのC,E群はダニだとか。そういえば、CもEも冬越し元気でダニも底板に落ちていなかったので、シュウ酸やアピバールもそれほどやらなかった。二週間くらいで急激に悪化して蜂群崩壊したから病気だと思ったけど、ダニでも急激に悪くなるんだったわ。
腐蛆病だとすると、畑と土手の離れた二か所で同時期に起きたことの説明がつかないけど、ダニなら理解できる。症状だけに目を取られてたのかもしれない。ダニなら対策も考えられるので残った3群、アピバール下げてこようっと!