旅行

イタリア旅行で考えたこと

イタリア旅行に行ってきた。ローマ、フィレンツェ、カプリ島の三か所。初めてビジネスクラスに乗った。観光した感想は別ブログに書くので良いとして、旅の途中で思ったこと。

観光という自分の娯楽のためだけに、飛行機が排出する莫大な量のCO2を肯定できない。東京・ローマ間のビジネスクラス往復のCO2総排出量は3.6t、自動車の1年間の走行分や、一世帯の年間電力消費量がそれぞれ約2tだから、それ以上のCO2をこの一度の往復で出してしまった。昨今の異常気象を肌で感じている身として、自分の楽しみのためにほかに犠牲を強いるのは許容できない。

イランのイスラエル攻撃のタイミングに当たらなくて良かった。ロシア上空を飛べないため、わざわざ遠回りしてイランの近くを飛んで往復した。それでミサイルが飛び交う事態にでもなったら、ロシアもダメ、中東も危ないからダメとなると、帰国したくてもにっちもさっちもいかなくなってしまう。世界情勢的にも安定した状態じゃないと、安心して海外旅行に行けないんだな、とても贅沢な遊びだなと感じた。

何回かぼったくられたけど(もっぱらタクシー)、海外旅行できる恵まれた立場の私たちから、現地の人たちへの寄付・施しと思うようにしている。5ユーロとか、時には10ユーロとか多くとられたこともあった。でも旅行で嫌な気分になることほど、無駄な時間の使い方はないと思うから。ただ単に日本円が弱すぎて、ぼったくられたとこちらが勘違いしていることもあるので気を付けたい。

いろいろ考えることはあるけど、変わりない日常に埋もれた日々の中で、海外旅行の非日常感と新鮮さはかけがえないというのも事実。