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ふってわいた話:中古のフェラーリを買う

昨日の朝、フェラーリのディーラーから突然電話がかかってきて、中古の812GTSを買う気はないかと尋ねられた。先日発表された新型、12チリンドリを買うには、予想していた通り812の所有が最低条件のように感じる。

とは言え、こちらは来年のGWにランボルギーニの納車を待つ身で、さすがにフェラーリとランボのV12を二台所有する気力はない。ちょうどうまく、レヴエルト納車前に12Cの契約を済ませ、812を売却できれば最高のシナリオになるけれど、だいたいうまくいかないのが世の常だ。別に二台持ちしても生活費が枯渇することはないけど、乗らないスーパーカーを複数台所有していてもまったく意味がない。普段乗る車はデミオかエブリィなんだから。

いずれにしても電話が唐突すぎてもちろん即答できなかった。なんたってプレミアがついて中古で7000万円の車だし。ものすごく欲しかったわけでもないものに、提案されたからって勢いで買っちゃうなんて無駄の極み。812買っても12チリンドリ買えるかわからないとも言われたし、普通に考えたらお断りするのが当然だと思う。

しかし、リタイアして世間とのかかわりを絶った生活をして以来、めったに来ない向こうから来た話はできるだけ断らないようにしよう、というスタンスで生活している。それにレヴエルト納車を待たずに死んじゃうかもしれない。まだ車が好きだったころ、フェラーリの12気筒は乗ってみたかった、中でも812GTSはファストバックでまだカッコいいなと思える。日々変わり映えしない人生を動かすきっかけになるかもしれない。

そんなことを考えながら、営業担当から送られてきた写真を見たら、乗り気になってしまう自分がいました。

そして7月1日、ディーラーに赴いて現車確認し、めでたく契約となるのでした。。納車予定は7月中旬。いままでとこれから、スーパーカーとの付き合い方を再考してみようと思います。