ひとり言

お金があって良かったとしみじみ思うこと

無茶はできないけど、一定の範囲内なら好きなだけお金を使える立場になって、ふとした瞬間に「こんなことを悩まずに好きにできるようになった。お金があって良かったなあ」と、しみじみ思うことがあります。

ランボルギーニやポルシェのような高級車を買うこと、ひとり5万円するような予約不可の高級レストランで食事すること、一泊10万円の箱根の旅館に泊まること…まさに人から羨まれるようなお金の使い方ですが、実はこういうことで「お金があって良かった…」と思うことはあまりありません。なぜか?それはあまり興味がないからだと思います。

普通は一度も経験していないから、どれほど素晴らしいものなのだろうと想像だけ大きく膨らんでしまいますが、どれも一度体験すればだいたいどんなものか分かります。自分が興味なければ、お金かけても大したことないと思うだけです。それが好きでもっと奥深く探求したいか。そこにお金を投入できる人は幸せです。

金持ちを見せびらかしたいという意図以外で、本当に好きでかけがえなく逃したくないものにお金を使えてる人はどれだけいるんでしょうか。お金持ちが高いホテルに泊まるのも「お金があるから」以上の理由はないと思います。そんな使い方ならお金があって良かったと思うはずはないでしょう。

むしろ、タバコを吸いたいときに躊躇なく一杯1000円の椿屋珈琲店で休憩できることや、災害で電車が止まったときに即座にタクシーに切り替えられること、昔なら、払えなくはないけど高いから…といって諦めていたことに気兼ねなくお金を使えたとき、「自由になるお金があるって素晴らしいなあ」と思います。ほんとに小さな幸せですが、確実に実感できるものです。