インフルエンザにかかっていた。というより、発熱して今日で4日目で、微熱もあるし身体もだるいので、今もかかっているというのが正しい。しかし、昨日までの3日間は38度以上の熱と全身の痛みにうなされ続けて、耐えきれなくなってロキソニンを飲んでなんとかやり過ごしていたので、今日の体調は、もう治ったと言ってもよいくらい快調だ。
インフルエンザに打ち勝ったと思った。もちろんほぼ100%の人はインフルエンザに打ち勝つわけだけど、あそこまで体力を削り取っていく病気って、そうそうかかるもんじゃない。だから変な達成感があった。
自分の身体が生まれ変わった気がした。事実、インフルにかかる前と比べて、強い抵抗力を手に入れて生まれ変わっている。身体はより強靭な力を手に入れたわけだ。
ここのところ誰かと濃厚接触した記憶もないし、普通の健康な人ならかからないくらいのウイルス量だったに違いない。それでも弱り切っていた精神と身体には耐えるすべもなかったろうと思う。
思うに、自分自身が弱く弱くなっていた。精神が弱って、身体まで弱っていた。いろんな人に、もちろん無意識的に、そこに付け込まれていた。人に適当にあしらわれた経験が記憶に残り、それが嫌でさらに人から遠ざかる、ここ最近はずっとその繰り返しだった。
身体が強靭になったんだから、その結果、精神も強靭になれると思ったし、なったと信じている。それが思い込みであったとしても、身体が抵抗力をつけたのは疑いのない事実だ。強くなった身体にふさわしい心を。クリスマスシーズンではあるけれど、僕自身の復活祭だ。