2010年に奥さんとイランを旅行したことがある。大変な思いもしたけれど、みんなにすごく優しくしてもらって、いままで世界を旅した中でトップ3に入ると言っても過言ではない、素晴らしい旅の記憶となった。
今回、アメリカが攻撃したイランの核施設のうちの一か所、「イスファハン」という名前を聞いた時、まさに15年前私たちが訪れた、ブルーモスクが立ち並ぶ世界遺産、イスファハンのイマーム広場を思い出した。
その場所で生きている市井の人々が攻撃される理由がまったく思いつかない。福島を例に挙げるまでもなく、放射能が漏れるかもしれない核施設を爆撃したらダメでしょう。さらになぜアメリカが参戦?
イラン旅行の帰国直前に買った軽食、お金が足りなくて返そうとしたら、いいよとおごってくれたお店の兄ちゃんの笑顔を思い出しつつ、一個人として、アメリカとイスラエルのイラン攻撃に反対します。
6月25日にアメリカ大使館前のイラン攻撃反対デモに参加するつもりで、段ボールのプラカード「No War on Iran」を作った。
しかし急転直下、24日にトランプが両国から停戦合意があったと発表。それ以来大きな戦闘がないのと、アメリカの攻撃のおかげで戦争が早く終わったのかと思ったら、なんだか力による正義みたいで馬鹿らしくなって、デモに参加するのをやめた。もちろん戦闘がないのが一番良いこと。