日常あれこれ

僕と父親の住む家について

年明けから、僕の生活する場所がだいぶ変わってきた。引っ越しをする前は、埼玉でずっと一人で生活して、二週間にせいぜい二日東京の家に行く、という暮らしをしていたけど、今年になってからというもの、週のうち四日は東京にいて、埼玉に戻ってくるのは二日だけになって、東京と埼玉の比率が逆転した。

埼玉にいても、養蜂のシーズンがまだ始まっていない。ガレージハウスがワンルームで狭くて、家にいるとわびしい気分になるし、外に出ても周りになにもないので、生活もいまいちメリハリがない。一方、東京なら奥さんという話し相手もいるし、家事もたくさんたまってるし、暇なら銀座や新宿に出かけることも簡単だ。ピアノも弾き始めたし、TVも買って大画面でネトフリだって見れる。まあ、夫婦のためにも一緒に東京で暮らしたほうがいいに決まってる。父親のシニアマンションだって近い。

父親が都内のシニアマンションに引っ越して3か月くらい。ようやくそこに腰を落ち着けることを決めたようで、もともと住んでいた埼玉のマンションを手放すことになった。今日、不動産業者と話をしたけれど、10年前の物件にもかかわらず、買った値段より高く売れるみたいだ。人気のあるエリア、グレードの高いマンションならそういったこともあり得るのか、不動産投資ってすごいなと思った。

新築マンションで好き勝手暮らしても、買った値段以上で売れるなら、どんどん新しいところに引っ越したほうが得だね、って話にならないか。新品から使ったら価値は減価していくというのが当たり前だと思っていたから、既成概念を覆された気分になった。