環境保護

個人でカーボンオフセットしたい

僕はスポーツカーの運転が好きだ。一方で環境問題にも並々ならぬ関心がある。地球温暖化の一因となる排ガスをどうにかならないか、異常気象を目の当たりにするたびに心を痛めてきた。EVを買ってみたりもしたが、どうしても自分の用途に合わず売却してしまった。

僕が乗っているLC500hは、日常使用で年間1.4トンのCO2を排出するようだ。この分のCO2を購入してオフセット(相殺)できれば、排ガスを気にして乗るたびにネガティブな気分になることもなくなる。しかしこのカーボンクレジット、調べてみたのだが、どうも企業間取引に限られるようで個人購入は難しそう。

ついでに言わせてもらえば、カーボンオフセットなのかもしれないけど、「食品工場におけるボイラーの更新(灯油→都市ガス)」みたいなものにお金を投じたくない。別に日本国内に限らなくて良いから、「ブラジル Envira Amazonia Project REDD+ 森林保護」のように、直接自然の保護につながるものであってほしい。

そこで今回初めて使ってみたのが、ANA(もしくはJAL)のカーボンオフセットプログラムだ。これの何が良いかというと、①CO2排出何トンを相殺したかがしっかりわかる、②支援対象のプロジェクトが自然保護で、公的な認証を受けた信頼のおけるもの、③カーボンオフセット証明書が発行される。単なる自然保護団体への寄付ではなく、胸を張って「自分の排出したCO2を何トン相殺した!」と言えるのが気分いい。

一つ難点というと航空会社のサイトなので、最初にCO2排出量の計算するための条件が、フライト基準になっていること。今回は、1.4トンを購入するのに、成田⇔カトマンズ間のエコノミーフライト、1.56トンを近似値として使用した。

もちろんカーボンオフセットしたからと言って、好き放題にCO2出していいということではない。できる限り出さない努力は続けつつも、自分で譲れない部分については、申し訳ないけれどカーボンオフセットで対応させてもらう、そういう形で今後は進めていけたらと思う。