日常あれこれ

老親の引っ越し

今日、父親がシニアマンションに引っ越した。引っ越しというのは、年をとって耄碌した父にとってはかなりの難事業のようだ。立て続けに知人が3人亡くなったこともあり、ストレスからか、食事を忘れたり、日にちの感覚が怪しくなったりと認知症の症状が出ている。こないだ手術をした時と同じなので、生活が落ち着けば多少はよくなるのではないか。

さっき一緒に夕食を食べていたら、あと15年、95歳までは何とか元気に…とか言っていたので、それは欲張りすぎだろう、あと10年で死ぬくらいでちょうどいいんじゃない?と返答しておいた。認知症で何もわからない状態で、寝たきりで生きながらえてもしょうがないと思うんだが。夕食会場は年寄りばっかりで、視線を感じてとても居心地が悪かった。

久しぶりに腹を立てた。久しぶりすぎて、怒ったあとは体調が悪くなったし、今は胃が痛い。理由としては、父親が勝手な判断で引っ越し荷物をあまり持って行かないこと、変な女に手伝わせていること、弟も奥さんも我関せずで、いつもいつも自分ばかり父親の面倒を見ていること。いろいろ考えても父親を手伝ってしまう自分は、性根が優しいんだろうと半ばあきらめている。