11年間も住んだこの家を引っ越すことになりました。2019年に会社を売却してから、会社に近いこの場所に住み続けたくなくて、できる限り早く引っ越すつもりでした。その後のコロナで足踏みしている間に、養蜂が始まってしまって、ずるずると住み続けることに。
あと20年は住むつもりで、この家のリフォームの見積もりを取っていたくらい、徐々にこの場所を離れる気持ちも薄れてきて、このままでも構わないかなと思っていたところ、10月に降ってわいたようないざこざから、今の家にいることが難しくなってきました。
そんな理由で急遽引っ越すので、未練やネガティブな感情があってもよさそうなものだけど、むしろここを離れることができて良かったという気持ちが大きい。小さいころからこの町に住み、育ち、もう十分すぎるくらいここでの時間を過ごした。母の代わりに家族の重しでここに住んでるんだと思うこともあったけど、そういうのは単なる思い込みだし、もう必要ないみたい。
常に身軽でいたいというポリシーで生きてきたのに、一番場所に縛られていたのは自分だということに気づく。すべて既知のものに囲まれて生活するのも気楽で素晴らしいけど、気づかないうちに、行き詰まり息苦しくなってた。こうやって押し出されるように、なかば無理やり新しい環境に身を置いて、新しい何か、変化することを期待しましょう。
引っ越しで荷物を詰めていると、まあたくさんのごみ、不要物に囲まれていたことに気づく。僕はまあまあミニマリストなので、自分のものは常に断捨離して少ないほうだけど、両親が住んでいた時のものが残っていたり、奥さんの荷物がたくさん残されていたり、ゴミの量にしてなんと約300㎏!自分はできるだけ物を買わないようにしてるのに、家族が好き勝手買って貯めこんだごみの処分をさせられるのが本当に嫌なのだ。
明日はついに引っ越し当日。やる気がまったくでない中でも、なんとか荷造りが終わりそうな気配。新居に持っていく荷物、段ボールにして20個以上!…ちょっと待って、どこにそんな荷物が入ってた?これってほとんど自分の荷物なの?断捨離しているつもりだったのに…そもそも新居に入るのか?
いろいろ悩むことは多いけど、それ考えていたら前に進まないので、とにかく引越し終わらせてから。無心になって、棚の中を一つ一つ段ボールに詰めています。