投資とか

残高を見るのが趣味

好きなものは何ですか?って聞かれたら、「お金」って即答できるし、何をしてる時が幸せですか?って聞かれたら、「残高が増えているのを確認しているとき」と答えると思う。デイトレードしてるわけじゃないのに、各証券口座の残高を確認することが日課だ。

カン・チュンドさんは「投資の目的は、資産管理画面の「数字」を見てうっとりすることではありません。お金から自由になることです」とおっしゃってますが、うっとりしている人、それがまさに僕です。亡くなったおばあちゃんも通帳をいつもそばに置いて、積みあがった残高を見るのが趣味だったそうだ。いい趣味してる。

理由は何であれ、ここ数年、株式、ファンド、現物(金)どれも絶好調だ。インデックスファンドは年3%リターンくらいを念頭に計画を立てるのが普通だと思うけど、昨年1年で46%、今年半年で27%も増えている(一部追加投資を含む)。

一方、マック、スタバからお菓子、ガソリンまで、浮世離れした僕でも高くなったなあと実感するくらい、ありとあらゆるものが値上がりしている。これじゃよっぽど給料上がらなければ生活がつらかろうと思う。逆に金融市場に投資している人からすると、物価以上にリターンが増え続けているので、じゃあ贅沢しようか、ということになる。投資している人としてない人の見える地平線がここまで異なることに驚く。

おばあちゃんは、積みあがった数字を眺めるだけで使わずに亡くなってしまったけど、遺産を相続する息子がいたからまだよかった。僕の後ろには誰もいない。つまり「Die with zero」が目標になる。お金をどう上手に使い切るか?これがなかなか難しい。