投資とか

プライベートバンクでどんな金融商品を提案された?

アイキャッチ画像になっている「プライベートバンクは、富裕層に何を教えているのか?」(冨田和成著)はとても優れた本で、プライベートバンクについて知りたければこの本を読めばだいたいのことはわかります。この本で紹介されている「第5章 プライベートバンクが教える富裕層向けの資産運用法」に沿って、自分がどんな金融商品を提案されたのか挙げていきたいと思います。各段落のタイトルは本の見出しそのままを使わせてもらっています。

ただのラップ口座とはまったく違う、エグゼクティブ専用ラップ口座「SMA」

これは別記事にもしましたが、プライベートバンクと言えども、預入10億以下の一任勘定ではただのラップ口座にしかなっていませんでした。逆に、投資一任契約をしなくても顧客にヒアリングして、株式や債券を含んだ最適な商品の提案はしてくれます。この投資一任については最後までシステムがよくわからず、お任せにするより運用の内容を自分がわかっていた方が良いので、途中で興味がなくなりました。

オルタナティブ投資の王道「ヘッジファンド」

ロングショートだけでなく、複数のヘッジファンドの案件を見せてもらいました。株式や債券と非相関の動きをとり、絶対収益を狙うヘッジファンドは、相場が上がっていくよりもボラティリティが大きい局面が得意なので、一時期の熱狂からはトーンダウンしているようです。ここ数年はヘッジファンドに投資するよりも単純に株式に投資していた方がおしなべて高リターンです。提案ではヘッジファンドがポートフォリオのコアになることはなく、全体の10%程度のまさに「ヘッジ」「オルタナティブ」としての扱いでした。

富裕層限定の「仕組債」商品とは

仕組債の提案は受けましたが、富裕層限定のものではなく、株価次第でノックインがあったり金利が0.1%になったりする、地銀でも提案を受けた普通の仕組債でした。本に掲載されているような複雑な仕組債は全く出てこなかったので、もしあるなら聞いてみたいです。債券ポートフォリオの中で、高い利回りを取りたい場合に提案に組み込まれてます。債券と言えども株価に連動するので、ボラティリティは高いと思うんですがどうなんでしょうか。あと、仕組債は期間が1年とか3年とか短いものが多いんですが、資産保全軸の長期運用視点から考えてプライベートバンク的じゃないと思います。

証券会社系プライベートバンクの強み「IPO株の優先割り当て」

IPO株持ってきてくれそうなプライベートバンクと話をしていないのと、自分が興味がない世界の話なので、そういったお勧めはされていません。

成功すれば大儲け!「PEファンド」と「VCファンド」

PE(プライベートエクイティ)ファンドは複数の銀行から聞きました。最近はやっているようで、内容はなかなか面白そうではあります。VC(ベンチャーキャピタル)ファンドの話は聞いていません。私募ファンドなので、すでに今の枠が埋まっていて順番待ちというケースもあります。流動性もよくないし、ハイリスクハイリターンかつリターンが出るまでに時間がかかるので、スパイス的に入れるものだと思いますが、最低ロットは5000万円とか1億円とか、そのくらいを寝かす覚悟が必要です。

かつて一世を風靡した「サムライ債」

いまでも存在しているんでしょうか?

人気急上昇の「CoCo債」

上の仕組債同様、普通の債券だけでは必要なリターンが取れない場合に、提案に入ってきました。劣後債の一亜種で、利回りは3~5%くらいでしょうか。他には優先株なんかもあります。欧州系の銀行が高い自己資本比率を維持するためにこの債券を発行するわけですが、自己資本が一定以下になると株式になるという、結果としては仕組債と同じような怖い債券です。例えば、いま12%の自己資本が5%になったら株式になるっていうことですが、なんかすぐになっちゃいそうな気がするんですが。

「成長株」の情報提供

テンバガー見込みに投資したいと思わないので、こちらから聞いてはいません。プライベートバンクとお付き合いしていく中で、そういう話を教えてもらえたらラッキーです。

資産圧縮のための「不動産投資」

日系のプライベートバンクはかなり得意そうです。資産管理会社どうですか?相続対策しませんか?というセールストークは聞きました。いまは資産圧縮するより資産を増やしたいので必要ありませんが、外資系でも突っ込んで聞けばアドバイスくれるかもしれません。相続対策ではなく、資産運用としての攻めの不動産投資はどうなんでしょうね?

知る人ぞ知る「オフショア生命保険」

これは「いつかはゆかし」で問題になったアブラハムのやつと同じ商品ですかね。もちろん商品自体は悪くないです。相続対策に使うものだと思いますが、相続関係ないので全く聞いていません。

じゃあ何を提案されたの?

ということですが、コアになる部分は、市場で普通に買える債券と、債券のアクティブ投資信託です。上のような飛び道具もないし、かなり地味ですが、自分の投資方針に沿うとこういった提案になるようです。地味は地味なりに、無数の債券の中でどうポートフォリオ作るのか、いくつかある債券の投資信託で何を選ぶのか、そういったことを相談しながら決めていくのが楽しいです。